台湾LCCタイガーエア、高知〜台北/桃園線を定期便化 2027年3月末から四国初の国際定期航路に

出典

テレビ高知(Yahoo!ニュース配信)、高知新聞、高知さんさんテレビ(Yahoo!ニュース配信)、sky-budget.comの各報道を基に作成。

要約

台湾のLCC(格安航空会社)タイガーエア台湾が運航する高知龍馬空港と台湾・桃園国際空港を結ぶ路線が、2027年3月31日から正式な定期便に切り替わることが明らかになった。国土交通省に届け出ていた定期便ダイヤが10月1日に認可され、2027年3月31日から10月30日までの期間、これまでと同じ水曜・土曜の週2往復で運航される。

この路線は2023年5月に旅行会社が機材を借り切る「定期チャーター便」として就航して以来、平均搭乗率が9割を超える好調な利用状況が続いており、これまで運航期間が7回にわたり延長されてきた経緯がある。今回の定期便化により、高知龍馬空港にとって初めての国際定期航路が誕生することになる。

定期便化のタイミングは、高知龍馬空港に新設される国際線ターミナルの全面供用開始時期と重なる。総事業費約36億円をかけて整備が進められてきた新ターミナルは、税関や検疫など出入国管理機能を備え、2027年春の全面運用開始が予定されている。

考察

四国4県の中で高知県だけが国際線定期便を持たない状態が続いていたが、今回の定期便化によってこの状況が解消される。これまで定期チャーター便という形態は旅行会社主導での運航であり、座席供給や路線の継続性に一定の不安定さが伴っていたが、定期便化されることで航空会社自身がダイヤを安定的に維持する責任を負うことになり、路線の持続性が高まると見られる。

背景には高知県側のインバウンド誘致の狙いがある。四国の他県に比べて国際定期便を持たないことで訪日外国人旅行者数が伸び悩んでいたが、新ターミナルの整備と合わせて国際ネットワークの拡大を図る動きが本格化している。

一方で、高知発の便を日常的に使う日本人旅行者にとっては、チャーター便時代との違いをどう捉えるかがポイントになる。運航曜日・時刻は従来と変わらない水曜・土曜の週2往復のままであり、短期的に利便性が劇的に向上するわけではない点は押さえておきたい。

日本人への影響

運航曜日・便数は従来通り座席供給が旅行会社経由から航空会社主導へ移行新ターミナル供用時期は計画変更の可能性あり

高知県や近隣エリア(愛媛・徳島・香川の一部地域を含む)在住者にとっては、わざわざ関西空港や福岡空港まで移動せずに地元空港から台湾へ直行できる選択肢が正式な定期便として確立する意味は大きい。運航曜日・時刻は従来のチャーター便と変わらないため、既にこの路線を利用したことがある人にとっては大きな混乱なくそのまま利用を継続できる点は安心材料と言える。

一方で、これまでは「定期チャーター便」という旅行会社主導の座席供給形態だったため、繁忙期には座席が確保しにくい、あるいは運航期間終了ごとに延長の有無を気にする必要があった。定期便化後は航空会社自身のダイヤとなるため、長期的な予約の見通しは立てやすくなる一方、通常のLCC同様に需要に応じた運賃変動や機材繰りの影響を受けやすくなる可能性もある。

また、定期便化のタイミングは高知龍馬空港の新国際線ターミナル全面供用開始と重なる計画になっているが、同ターミナルは過去にも整備計画の見直しで完成時期が延びた経緯があり、今後もスケジュールが変動する可能性がある点には留意しておきたい。高知から台湾方面への渡航を検討している場合は、搭乗予定日が近づいた段階で空港・航空会社の公式情報を改めて確認することをおすすめしたい。

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